ネットショップ経営・運用

インターネット通信網を利用して、顧客が自宅でパソコンのブラウザや携帯電話から閲覧しながら商品を買える仕組みを提供している店舗を、ネットショップ、インターネットショップ、オンラインショップなどと呼びます(ここでは全て、ネットショップと呼びます)。
また、ネットショップで発生する取引をeコマース(電子商取引)と呼びます。

ネットショップ運営の利点

  • 実店舗を持たなくても、店舗運営ができる。
  • 開設のコストが安い。
  • 会社の規模(大手、中小、個人事業主)を問わず、商品に魅力があり、効果的な宣伝をすれば購入してもらえる。
  • 日本全国だけに限らず、世界中の顧客に対して販売が可能。
  • 365日24時間営業が可能である。

ネットショップ運営上のポイント

顧客と1対1の関係を築き、個別化したサービスを提供する事ができる点も強みです。
これをワントゥワン(One to One)マーケティングと呼びます。

インターネット上を飛び交う情報は、さまざまな場所から発信されています。これらの情報は第三者に興味を持たれて紹介されたり、リンクされたりもしますが、良い評判もあれば悪い評判も流れるのは、ネットショップも例外ではありません。ネット上の口コミで流れているこういった情報は常に把握しておくべきです。

IT技術は日々進化し、それに伴いインターネットビジネスも多様化しています。開店時の運営を続けるだけではなく、新しいビジネスに対応する技術力が必要とされます。

月額売上が数十万円~数百万円程度の中小規模なネットショップを除き、月額で数千万円以上の売上があるネットショップを経営していくには、ネットショップ担当者1人だけの体制では限界があります。ネットショップを1つのプロジェクトとして運営する体制ができれば、責任者・担当者・開発者とそれぞれ部門を分けて運営していく必要があります。この際、各部門別の担当者間での情報交換やコミュニケーションが必要となります。この運営上のやりとりの情報をデータとして管理しておく事により、ネットショップ全体の運営が一元管理できるようになり、誰にでも必要な情報がすぐに引出せるだけでなく、後任者の育成にも役立てる事ができます。