サイト文言ライティング

システムやデザインと並び、テキストはWebサイトを構成する重要な要素です。テキストは誰でも書くことができるものですが、裏を返せば、誰もが理解できるものであるからこそ、閲覧者の見る目はデザインよりも厳しいと言うことができます。
ご用意いただいたテキストのリライトから書き起こしまで、サイトの趣旨を的確かつ魅力的に表現するテキストをご提案いたします。

Webサイトの特性を乱用しない

紙媒体と比べたとき、Webサイトの持つ特性として、情報の量に制限がないことが挙げられます。具体的に言えば、ページ数や長さに限りがないということです。
しかし、Webサイトに配置されるテキストにも雑誌や広告同様、スペースが制限されることがあります。文字数に制限がないのはテキスト自体をコンテンツとして扱う場合であり、コラムや小説などを掲載する場合以外は、然るべきスペースに然るべき長さで用いるのが一般的です。
レイアウトに制限がなかったとしても、ある商品の魅力を伝えるのに、200文字の説明テキストと、2万文字の詳細な説明テキストがあった場合、最後まで読んでもらうことができるのはどちらでしょうか。そう考えると、Webサイトのテキストも適度な長さで、かつ正確に内容を伝えることが望ましいと言えます。

サイトの性格を決定づけるテキスト

あるファッションブランドのWebサイトを制作すると仮定しましょう。このブランドは伝統ある高級ブランドで、デザインは同ブランドのメインカラーでもある黒を基調に制作することになりました。あとは、テキストを用意しなければなりません。
トップページのトピックス欄に、Webサイトがオープンしたことを告知するテキストを入れます。この場合、次のどちらがふさわしいでしょうか。

  • (ブランド名)ホームページがついにOPEN!
  • ホームページを公開いたしました。

この場合は、高級感を崩さず、落ち着いたイメージを持たせるため、下のほうがよりマッチすると言えます。「!」や大げさな表現を多用すると、良く言えば「気軽な」「元気な」「庶民的な」「勢いのある」印象を与えます。悪く言えば、「安っぽい」「子供っぽい」印象となります。
逆に安売りをアピールしたい場合や若年層がターゲットの場合、あまりにかしこまった文章では逆効果です。この場合は上が正解と言えるでしょう。

このように、デザインはもちろん、テキストもサイトのイメージを形成する重要な要素なのです。