こんにちは。佐藤です。
今日は問題の深堀りについてご紹介しようと思います。

20131121.jpg

(たまには談笑も交えて…)


以前、一つのプロジェクトが終了した際にそのプロジェクト内で起きた問題を
どう次に活かしていくかについての研修を受けたことがあります。
プロジェクトを進めていくと、様々な問題が出てくるかと思います。
スケジュール遅延、仕様が反映されていない、他の人とファイル修正
がバッティングして自分の修正内容が消えた…(!!)などなど。

問題は起こらないに越したことはないのですが、起こってしまった場合、また同じことを繰り返さないためにも
どんな問題が起こったのか、その原因は何か、どうすれば防げるのか、を明らかにする必要があります。
その研修ではこのような方法を行いました。

プロジェクトに関わったメンバーで集まります。
まず大きな原因があったとして付箋に書き出し、それがなぜ起こったかの原因をまた付箋に書き出します。
一枚につき一つの原因です。

それをいくつか出し、それらについてさらに原因を付箋に書き出します。
これを4段階くらい行います。どんどん問題の深堀りをしていきます。
付箋に書き出すというのもポイントで、視覚的に原因の繋がりを確認できるので意識にも残りやすいです。

ディレクターやデザイナーなどそれぞれの立場で見えるもの・気づくものは違う場合があるので、
一つの事柄についても原因として書き出されるものは様々です。
最後に、書き出した原因に対してどうすれば防げたのか、次同じようなことが起こった場合
どのように対処したら良いかを全員で挙げていきます。

プロジェクトに関わったメンバー全員で意見を出し合うことで、自分が関わっていない部分や
気づかなかったことが見えてきます。
そしてこれらを共有することで、次のプロジェクトでもこれから起こりうる問題にメンバーが気付き、
回避することが可能となります。
また、コミュニケーションを取る場にもなります。

これはプロジェクトだけでなく、普段の自分の作業についても行うことができます。
日々の失敗やうっかりに対してなぜそれが起こったのか、自分で原因を書き出して
同じことを繰り返さないようチェックするのもいいと思います。

失敗やうっかりが多い方、ぜひ一度お試しください。
あまり続くようであれば疲れがたまっている可能性もありますので、
その際は一度リフレッシュしたほうがいいかもしれません。

それではまた。

Ayako Sato

Writer
Ayako Sato
Category
Works
Tag