Movable Type 6 の最新版である Movable Type 6.2 が、2015年10月8日にリリースされましたが、
弊社でもCMSのお仕事が増えていますので、今回はMovable Typeを使用する際には入れたいプラグインを紹介させていただきます。

Movable Type 6.2で変わった事

今回のアップデートでは「アイテムの管理や編集」が便利になる機能が多く追加されました。
これまで1点づつ画像等をアップロードし、アップロードしたアイテムの情報も1点づつ編集画面を開いていたものが、複数のファイルを同時にアップロードでき（ドラッグ＆ドロップが可能）、アイテムの情報も一括編集できるようになりました。
これまでMTで製品情報などの多くの画像をアップロードしなくてはいけない場合、プラグインを追加して対応していたものが標準機能で対応できるようになったのは、すごい利便性が上がりましたね。
私はリリースされてすぐ、自分のMTを6.2にバージョンアップしてしまいました。

おすすめプラグインの紹介

MTのバージョンアップやタグの登場で3～4年前に比べどんどんインストールするプラグインが減ってきている傾向にありますが、MT6で動作するプラグインをご紹介したいと思います。

1.Pagebute

定番プラグインのPagebute。ページネーションを実装するためのプラグインです。
このスタッフブログで使用しているのも、このプラグインです。
※ver6.0.2で<MTIfPageAfter>が使用できない不具合があります。こちらは旧タグの<MTIfPageNext>を使用すると動作します。
→Pagebute

2.TaggingHelper

TaggingHelperは既存入力項目のタグで、既に他の記事で使用しているタグを一覧で表示し、クリックするだけで入力できるようになるプラグインです。運用時にタグを入力する際、表記揺れが気になるところですが、このプラグインを使用すると再度手入力する必要がない為、表記揺れが起きないか気にする必要がなくなります。

→TaggingHelper

3.EntryPrefsFixer

EntryPrefsFixerは記事投稿画面の入力項目の表示設定を、一括設定できます。
MTで複数ユーザーが存在している状態で、カスタムフィールドを追加して入力項目に変更があると、それぞれのユーザーアカウントでログインし表示設定を変更する必要があり、ユーザー数が多いほどかなり手間になってしまいます。EntryPrefsFixerを使用すれば、管理者権限のユーザーの変更で他のユーザーの入力画面が変更になるので、非常に便利です。
→EntryPrefsFixer

4.QuickRebuild

QuickRebuildは複数ブログを一括再構築してくれるプラグインです。
WEBサイト配下でインフォメーションだけを違うブログに含めたいという場合も少なくないのですが、ブログが別れた分の再構築が必要になるため、MTで複数ブログをまたぐ場合は初期インストールをお薦めします。
→QuickRebuild

5.FiscalYearlyArchives

FiscalYearlyArchives年別アーカイブとは別に、年度別アーカイブを追加するプラグインです。
通常は1月からのアーカイブ一覧になりますが、企業さまのニュースリリースを年度別に掲載する際にこのプラグインを使用すると、簡単に変更が可能です。プラグインの設定画面で年度の開始月を自由に変更できるのも魅力です。
→FiscalYearlyArchives

6.InvalidBasename

InvalidBasenameは記事に同一「出力ファイル名」が有る場合にエラーを表示してくれます。
通常ファイル名が被った場合、何のエラーも出ずファイル名が被った記事の内容を上書きしてしまうので、出力名を任意で設定する場合は、入れておくと安心です。
→InvalidBasename

7.EntryImExporter

EntryImExporterは投稿されている全てのブログ記事やウェブページをCSVに書き出すことのできるプラグインです。CSVに記事やウェブページを追記してアップロードすれば、記事を登録することも可能なので、大量にある記事の一括登録に便利です。
→EntryImExporter

今回はMovable Typeのプラグインの紹介でしたが、弊社ではMovable TypeはじめWordPress等のさまざまなCMS構築も承っており、社内でもこれらのCMS構築のセミナーを行っていますので、今後も役立つ情報の紹介・ご提案していきたいと思います！