こんにちわ。
休日は写真や動画に没頭している岸岡です。

今回はカメラの基礎的な事について書きたいと思います。

皆さん、カメラを初めて触った際、F2.8、1/200 ISO300など色々な設定があり、
適当に撮影したら、真っ白になってしまった。なんて経験はお持ちだと思います。

まず基本となるのが、先ほど挙げた絞り値(F値)、シャッタースピード、ISO感度と
フォーカスです。

①絞り値(F値)
絞り値とは主に取り込む光量(ピントが合う範囲)を指します。
値はF1.4、F2、F2.8、F4、F5.6、F8、F11、F16、F22、F32のように表示されます。

この絞り値ですが、
F値を大きくしていくと(F1.4→F32)取り込む光量が少なくなり、
ピントが合う範囲(奥行)が広くなります。
またピントが合っていない箇所のボケがF値を大きくする程、弱くなります。

F値を小さくしていくと(F32→F1.4)取り込む光量が大きくなり、
ピントが合う範囲(奥行)が狭くなります。
またピントが合っていない箇所のボケがF値を小さくする程、強くなります。

F値を大きく設定して撮影された写真himawari2.jpgピントが合っている範囲(奥行)が広い

F値を小さく設定して撮影された写真himawari1.jpgピントが合っている範囲(奥行)が狭い

②シャッタースピード
シャッタースピードとはシャッターが開いている時間のことです。
1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。

シャッタースピードを速く設定すると
シャッターが開いている時間が短いので、動いている被写体でも止めて撮影できます。
また、取り入れられる光量はシャッタースピードが速ければ速いほど少なくなります。

シャッタースピードを遅く設定すると
水の流れなどの被写体の動きを表現できたり、夜景を奇麗に撮影できます。
また、取り入れられる光量はシャッタースピードが遅ければ遅いほど多くなります。

シャッタースピードを速く設定して撮影された写真cat.jpgシャッタースピードが速いので
動く被写体が止まっている

シャッタースピードを遅くして撮影された写真waterfall.jpgシャッタースピードが遅いので
残像により被写体の動きを表現

③ISO感度
ISO感度とは、デジタルカメラが光をとらえる能力を表す値です。
ISO感度の値を上げると感度が良くなり明るく撮影できます。
しかしISO感度は上げる度にノイズが増えるので注意が必要です。
 

適正なISO感度設定で撮影された写真mountain01.jpg適正なのでノイズ等は発生していません

ISO感度が高すぎる設定で撮影された写真mountain02.jpg感度が高すぎてノイズが発生してしまっています

④フォーカス
フォーカスとは、被写体のどこにピントを合わせるか等を設定するものです。

girl.jpgフォーカスは女の子に合っています

cake.jpgフォーカスはケーキに合っています

被写体を撮影する際は時と場合により今挙げた四点をどう設定していくかが重要となってきます。
F値を大きく設定してシャッター速度を速く設定しすぎると暗くなりますし、だからといってISO感度を上げすぎるとノイズが入ります。

アマチュアではありますが、
自分が撮影した物をいくつか紹介したいと思います。

奥多摩で撮影した写真(F6.3 1/125 ISO2000)
okutama.jpg 手前を少しぼかして撮影したかったので、F6.3で撮影しました。フォーカスは道の先の画面中央に合わせています。
余談ですが、自宅のデスクトップの画像はこれです。かなりお気に入り!

池袋で撮影した写真(F22 189 ISO80)ikebukuro.jpg ピントを全体に合わせたかったので絞り値をF22、シャッター速度は長めの189秒に設定しました。
シャッター速度を長めに設定した為、車のライトの残像や、ビルのライトがくっきりと浮かびあがっています。
個人的には、双方に曲線が伸びている交差点の残像が好きです。

横浜で撮影した写真(F2.8 0.3 ISO200)yokohama.jpg こちらはF値を2.8に設定しボケを強くしました。
あえて被写体にピントを合わせず、被写体をぼかす事で幻想的な演出をしています。

上記で挙げた、絞り値(F値)、シャッタースピード、
ISO感度、フォーカスですが、カメラの設定で、

絞り優先(シャッタースピードとISO感度はカメラが自動で設定してくれる)
シャッタースピード優先(絞りとISO感度はカメラが自動で設定してくれる)
ISO感度オート(ISO感度をオートで設定してくれる)
オートフォーカス(フォーカスをオートで設定してくれる)

など色々な設定ができるので、
始めは、絞り優先やシャッタースピード優先などに設定して
絞りやシャッター速度、一つを練習するのが良いかもしれません。

少しでもカメラに興味を持っていただけたら嬉しいです。

Naoya Kishioka

Writer
Naoya Kishioka
Category
Columns
Tag
カメラ