今回は、良い入力フォームとは何かを、EFOでの改善の一部例を交えて、ご紹介いたします。

■フォーム改善によるメリット

まず、フォームに求められる条件は、「入力がスムーズにでき、ユーザーの完了率が高い」ことです。使いやすいフォームは、ストレスなくユーザーが入力することができるため離脱率が減少、新規顧客やユーザーの獲得、売り上げの向上などが期待できるようになります。

また、フォームの改善は他のWebサイト改善に比べて、難しい改修が少ないためコストがかかりません。そのため、コストパフォーマンス(対費用効果)も良いとされています。

■EFOとは何か?

使いやすいフォーム改善に有効な手法で、もはやスタンダードなのがEFOです。EFOとは、Entry Form Optimizationの略称で、エントリーフォーム最適化という意味の言葉です。

入力フォームは企業の問い合わせページやECサイトのカートで使用されますが、 実際に入力するユーザーは、

  • 「入力しづらい」
  • 「項目が多すぎる」
  • 「エラーが起きたが、どこで起きたか分からない」

などの理由により、途中離脱をしてしまいます。そのため、コンバージョン率を上げるために入力フォームを最適化(使いやすく)する施策EFOが有効です。

■フォーム改善の例

では、EFOを使ったフォーム改善の一例を見てみましょう。

1.自動入力

  • 郵便番号を入力することで都道府県~番地までの住所が自動入力される
  • ふりがな入力のボックスでは自動的にひらがなでしか入力できないようにする

など、ユーザーの手間を省くことで離脱を防ぎ、コンバージョン率を上げることが出来ます。
特にスマートフォンでのアクセスが多いサイトは、入力項目ごとに全角文字、数字、英語など自動切り替えすることで、ユーザーの操作を減らせるので有効です。

住所の自動入力の例

住所の自動入力の例

必須項目である部分は、入力の手間を可能な限り少なくすることが望ましいです。

また、どこが必須項目なのか分かりやすくするのも見落としによる入力エラー発生率が少なくなるため有効です。
「*」や「※」では分かりづらいので、「必須」と書かれたアイコンにして認識しやすいようにしましょう。

改善前

改善前

改善後

改善後

2.入力のリアルタイムチェック

必須項目の数が多ければ多いほどユーザーはストレスを感じ、途中離脱の可能性が高くなってしまいます。
しかし、保険などインターネット申込みサービスのフォームはどうしても必須項目数が多くなってしまう傾向にあります。

その場合は、あといくつ必須項目が残っているかをリアルタイムで表示することで、ユーザーにゴールを見せることが出来るため、ストレスの軽減が可能です。
誤った入力の際に即座にエラーを表示するリアルタイムチェックや、すべての必須入力項目が記入され、なおかつエラーがない状態でなければフォームの確認もしくは送信ボタンを押すことが出来ない仕様にすることで、無駄な確認を避けることが出来ます。

また、エラー文面が分かりづらいと、ユーザーがフォームを途中離脱してしまう恐れがあります。
フォームの入力ミスで表示されるエラー文面は、ひと目で

  • どの入力項目にミスがあるか
  • どのような入力ミスなのか

が分かることが望ましいです。

■使いやすい入力フォームとは何か

使いやすい入力フォームとは、以下の3つの条件が満たされていることであると考えます。

  • シンプルである(入力項目が少ない)
  • 入力しやすい(半角・全角の指定がない、住所の自動入力機能がある)
  • 分かりやすい(入力エラーが具体的で明確、必須項目の残りがリアルタイムで分かる)

上記3つの条件が満たされることで、ユーザーにとって親切な作りになっているフォームこそ、使いやすいフォームであると私は思います。

ECサイトでは、商品をカートに入れてそのまま放置して買い物をやめてしまう、かご落ちというものがあり、ECサイトにおけるかご落ち率は、ECサイトの調査を行っているBaymard Instituteによると、2017年のデータで約70%となっています。
参照:Baymard Institute

いかにカートから購入に繋げるか、そのひとつの手段としてEFO施策は効果的な手段と言えます。

いかがでしょうか? 今回は、良い入力フォームとは何かを、例を交えてご紹介させていただきました。
ご覧いただいた通り、難しい改修が必要なものはなかったかと思います。

今では、様々なサイトに様々なフォームが設置されています。
ジェイテンネットではお客さまのビジネスの目的に合わせた成果につながるフォームを提供できるよう、これからも尽力していきます。

Hikaru Namatame

Writer
Hikaru Namatame
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